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外壁塗装でよくある失敗談ワースト5とその対策

「こんなはずじゃなかった…」

100万円以上もの費用をかけて行う外壁塗装。絶対に失敗したくない、誰もがそう思うはずです。しかし、知識が不足していたり、業者選びを間違えたりしたことで、後悔する結果になってしまうケースは後を絶ちません。

この記事では、外壁塗装で本当によくある失敗談をワースト5形式でご紹介し、同じ轍を踏まないための具体的な対策を解説します。先輩たちの失敗から学び、あなたの塗装工事を成功に導きましょう。

失敗談ワースト1:「思っていた色と全然違う…」

最も多く、そして最も取り返しがつかない失敗が「色選び」に関するものです。

  • 失敗例:
    • 「小さな色見本で見て気に入った色だったのに、実際に壁全体に塗られたら、明るすぎて落ち着かない雰囲気になってしまった」
    • 「汚れが目立たないようにと濃い色を選んだら、家全体が重たい印象になってしまった」
  • 原因:
    • 面積効果: 同じ色でも、面積が小さいと暗く、面積が大きいと明るく見えるという目の錯覚。
    • 光源の影響: 屋外の太陽光の下で見る色と、室内の蛍光灯の下で見る色では、見え方が全く違う。
  • 対策:
    • A4サイズ以上の塗り板(見本板)で確認: できるだけ大きなサイズの色見本を、必ず屋外の太陽光の下、そして日陰でも確認させてもらう。
    • 試し塗り: 可能であれば、実際に家の壁の一部に試し塗りをしてもらうのが最も確実。
    • 近隣の家を参考にする: 業者が過去に施工した家で、希望の色に近いものがあれば、実際に見せてもらう。

失敗談ワースト2:「すぐに塗装が剥がれてきた…」

工事が終わって1〜3年という短い期間で、塗装がペリペリと剥がれてきてしまうケースです。

  • 失敗例:
    • 「15年持つという高い塗料を選んだのに、3年で剥がれてきた。業者に連絡したら、もう倒産していた…」
  • 原因:
    • 手抜き工事: 高圧洗浄や下地処理の不足、塗料の乾燥時間を守らない、塗料を規定以上に薄める、といった施工不良が主な原因。
    • 悪質な業者選び: 価格の安さだけで業者を選んでしまった結果、手抜き工事をされた。
  • 対策:
    • 信頼できる業者選び: 価格だけでなく、見積もりの詳細さ、担当者の専門性、保証内容などを総合的に見て、誠実な業者を選ぶ。
    • 工程写真の提出を依頼: 各工程(高圧洗浄後、下塗り、中塗り、上塗り)の写真を撮ってもらい、作業報告書として提出してもらう。手抜き工事の抑止力になる。

失敗談ワースト3:「契約後に高額な追加料金を請求された…」

「工事を始めたら、想定外の劣化が見つかったので、追加で20万円必要です」などと言われ、断れずに支払ってしまうケース。

  • 原因:
    • 初期調査の不足: 契約前の現地調査が甘く、劣化状況を正確に把握できていない。
    • 悪意のある業者: 最初から安い金額で見積もりを提示して契約させ、後から追加料金を請求する手口。
  • 対策:
    • 詳細な見積書: 「一式」表記が少なく、何にいくらかかるかが明確な見積書を提出する業者を選ぶ。
    • 追加工事の際のルール決め: 契約前に、「もし追加工事が必要になった場合は、必ず事前に報告・相談し、書面で見積もりを再提出すること」を約束させておく。

失敗談ワースト4:「ご近所からクレームが来てしまった…」

工事中の騒音や塗料の臭い、職人のマナーなどが原因で、ご近所との関係が悪化してしまうケースです。

  • 原因:
    • 事前の挨拶不足: 工事の開始前に、業者が近隣へ挨拶回りをしていない。
    • 養生の不備: 塗料の飛散防止ネットの設置が不十分で、隣の家の車に塗料が付いてしまった。
  • 対策:
    • 近隣挨拶の確認: 契約前に、「工事前に、どの範囲まで、どのような書面を持って挨拶回りをしてくれるのか」を具体的に確認する。
    • 工事中のマナー: 路上喫煙やゴミのポイ捨てなど、職人のマナー教育が徹底されているかを確認する。

失敗談ワースト5:「言った・言わないのトラブルになった…」

「この部分も塗ってくれると口約束したのに、やってもらえなかった」といった、記録に残らないやり取りが原因のトラブル。

  • 原因:
    • 書面の不備: 契約書や仕様書に、工事内容が詳細に記載されていない。
    • 安易な口約束: 担当者との会話だけで、正式な書面を交わしていない。
  • 対策:
    • すべての取り決めを書面で残す: 小さなことでも、口約束は絶対にせず、すべて契約書や仕様書、あるいは打ち合わせの議事録などに記録として残す。
    • 交換日記の活用: 施主と業者の間で、日々の作業内容や連絡事項を書き込む「交換日記」を用意してくれる業者を選ぶと、コミュニケーションが円滑になる。

まとめ:失敗のパターンを知れば、対策は立てられる

外壁塗装の失敗は、その多くが「知っていれば防げた」ものです。

今回ご紹介した5つの失敗パターンを頭に入れ、業者選びや打ち合わせの際に、一つひとつ対策を講じていくことで、後悔するリスクは劇的に減らすことができます。

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