知らないと損!外壁塗装の補助金・助成金活用ガイド|賢く費用を抑える方法

外壁材の種類

知らないと損!外壁塗装の補助金・助成金活用ガイド|賢く費用を抑える方法

「外壁塗装って結構費用がかかるけど、少しでも安くする方法はないかな…」
「補助金や助成金が使えるって聞いたけど、なんだか難しそう…」
「うちの地域でも使える制度はあるの?」
こんにちは!外壁塗装リフォーム館の館長、塗田匠です。
外壁塗装は、お住まいを守るために欠かせないメンテナンスですが、決して安い買い物ではありませんよね。だからこそ、利用できる制度は賢く活用して、少しでも負担を軽減したいものです。
実は、外壁塗装には国や自治体が用意している様々な補助金・助成金制度があるんです! でも、「種類が多くてよく分からない」「申請手続きが面倒そう」といった理由で、活用しきれていない方も多いのではないでしょうか?
ご安心ください!この記事では、外壁塗装で使える補助金・助成金の種類から、具体的な申請の流れ、注意点まで、どこよりも分かりやすく解説します。この記事を読めば、あなたも補助金制度を上手に活用して、賢く外壁塗装ができるようになるはずです!

外壁材の種類

1. まずは基本!外壁塗装で使える補助金・助成金ってどんなもの?

外壁塗装で利用できる補助金や助成金は、大きく分けて以下の財源から提供されています。
* 国が主体となる制度: 全国どこでも条件を満たせば利用できる可能性があります。
* 地方自治体(都道府県・市区町村)が主体となる制度: お住まいの地域によって、独自の制度が用意されています。
* その他(関連団体など): 特定の条件を満たす場合に利用できるケースがあります。
これらの制度は、返済不要の給付金であることが一般的です。ただし、それぞれ目的や対象となる工事内容、申請条件、補助金額の上限などが異なります。また、予算の上限に達し次第、受付が終了してしまうものも多いので、早めの情報収集と準備が重要です。

2. 【国の制度】どんなものがある?代表的な支援策

国が主体となって実施している制度の中には、外壁塗装に関連する可能性のあるものがあります。

(1) 住宅リフォーム推進事業(旧:住宅エコリフォーム推進事業など)

  • 概要: 省エネ改修やバリアフリー改修など、住宅の性能向上リフォームに対して補助金が交付されることがあります。過去には「こどもエコすまい支援事業」や「グリーン住宅ポイント制度」など、様々な名称で実施されてきました。
  • 対象となる可能性のある工事:
    • 高断熱塗料(遮熱塗料)を使用した外壁塗装
    • 窓の断熱改修と併せて行う外壁塗装 など
  • ポイント: 制度の名称や内容は年度によって変わることが多く、常に最新情報を確認する必要があります。外壁塗装単独では対象になりにくい場合でも、他の省エネ改修と組み合わせることで対象となることがあります。
  • 情報収集先: 国土交通省のウェブサイト、関連省庁の特設ページなど。

(2) 長期優良住宅化リフォーム推進事業

  • 概要: 既存住宅の性能向上や長寿命化を目的としたリフォームに対して、費用の一部を補助する制度です。
  • 対象となる可能性のある工事: 耐久性向上、耐震性向上、省エネ対策など、総合的なリフォームの一環としての外壁塗装。
  • ポイント: 事前にインスペクション(住宅診断)が必要だったり、工事内容に一定の基準があったりします。
  • 情報収集先: 長期優瘍住宅化リフォーム推進事業の公式ウェブサイトなど。

(3) 住宅ローン減税(リフォームの場合)

  • 概要: 住宅ローンを利用して一定の要件を満たすリフォームを行った場合、年末のローン残高の一定割合が所得税(一部住民税)から控除される制度です。
  • 対象となる可能性のある工事: 工事費用が100万円を超えるなど、一定の条件を満たす外壁塗装工事(他のリフォームと合わせる場合も)。
  • ポイント: 補助金とは異なり税金が戻ってくる制度ですが、結果的に負担軽減につながります。
  • 情報収集先: 税務署、国税庁のウェブサイトなど。
    国の制度を利用する上での注意点:
  • 制度の名称や内容、受付期間は頻繁に変わります。
  • 申請要件が複雑な場合があり、専門家(施工業者や税理士など)のサポートが必要なことも。
  • 人気の制度は予算が早期に終了することがあります。

3. 【地方自治体の制度】お住まいの地域ならではのチャンス!

実は、外壁塗装の補助金・助成金で最も活用しやすいのが、お住まいの都道府県や市区町村が独自に設けている制度です。これらの制度は、地域経済の活性化や住民の住環境向上を目的としています。

(1) 一般的な住宅リフォーム補助金・助成金

  • 概要: 住民が自宅のリフォームを行う際に、費用の一部を補助・助成する制度です。
  • 対象となる可能性のある工事: 外壁塗装、屋根塗装、内装工事など、幅広いリフォームが対象となることがあります。
  • 補助額・条件の例:
    • 工事費用の5%~20%程度
    • 上限額5万円~30万円程度
    • その自治体の住民であること
    • 自治体内の施工業者に依頼すること
    • 税金の滞納がないこと
    • 着工前に申請すること
  • ポイント: 最も多くの自治体で実施されており、比較的利用しやすいですが、内容は自治体によって大きく異なります。

(2) 省エネリフォーム補助金・助成金

  • 概要: 断熱改修や省エネ設備の導入など、環境に配慮したリフォームに対して補助・助成する制度です。
  • 対象となる可能性のある工事:
    • 高断熱塗料(遮熱塗料)を使用した外壁塗装
    • 断熱材の追加工事と併せた外壁塗装
  • ポイント: 環境性能の高い塗料や工法が指定されることがあります。

(3) 耐震改修関連補助金・助成金

  • 概要: 地震に強い家にするための耐震改修工事に伴うリフォームに対して補助・助成する制度です。
  • 対象となる可能性のある工事: 耐震補強工事と同時に行う外壁塗装。
  • ポイント: 外壁塗装単独では対象外でも、耐震改修とセットにすることで利用できる場合があります。特に古い木造住宅にお住まいの方は検討の価値ありです。

(4) 多世代同居・近居支援リフォーム補助金

  • 概要: 親世帯と子世帯が同居または近居するためのリフォーム費用を補助する制度です。
  • 対象となる可能性のある工事: 同居・近居のための間取り変更や増改築に伴う外壁塗装。

(5) 空き家活用リフォーム補助金

  • 概要: 空き家を改修して活用する場合の費用を補助する制度です。
  • 対象となる可能性のある工事: 空き家のリフォームに伴う外壁塗装。

(6) 景観保護・地域活性化のための補助金

  • 概要: 歴史的な街並みや景観地区などで、景観に配慮した外壁改修を行う場合に補助が出る制度です。
  • 対象となる可能性のある工事: 指定された色や材料を使用した外壁塗装。
    地方自治体の制度を見つけるには?:
  • 市区町村の役所のウェブサイト: 「リフォーム 補助金」「住宅改修 助成金」などのキーワードで検索。
  • 広報誌: 定期的に発行される広報誌にお知らせが掲載されることがあります。
  • 役所の担当窓口: 建築指導課、都市計画課、商工課などに問い合わせてみましょう。
  • 「地方公共団体における住宅リフォームに係る支援制度検索サイト」(住宅リフォーム推進協議会): 全国の自治体の制度を検索できます。

4. 補助金・助成金申請の一般的な流れと注意点

制度によって細部は異なりますが、一般的な申請の流れと注意点を押さえておきましょう。

(1) 申請の基本的な流れ

  1. 情報収集と比較検討:
    • 利用できそうな制度をリストアップ。
    • それぞれの申請条件、補助額、申請期間、必要書類などを比較。
    • 施工業者にも相談し、どの制度が最適かアドバイスをもらう。
  2. 事前相談(必要な場合):
    • 自治体の窓口や専門機関に、工事内容が対象になるかなどを事前に相談。
  3. 申請書類の準備と提出:
    • 申請書、見積書、工事計画書、図面、現況写真、住民票、納税証明書など、指定された書類を揃えて提出。
    • 【超重要!】必ず工事契約前・着工前に申請が必要です。工事開始後の申請は原則認められません。
  4. 審査・交付決定:
    • 提出書類に基づいて審査が行われ、補助金の交付が決定されると通知が来ます。
  5. 工事契約・着工:
    • 交付決定を受けてから、施工業者と正式に契約し、工事を開始します。
  6. 工事完了・実績報告:
    • 工事が完了したら、完了報告書、工事中の写真、領収書などを提出します。
  7. 検査(必要な場合):
    • 自治体の担当者による現地検査が行われることがあります。
  8. 補助金の交付(振込):
    • 全ての手続きが完了し、承認されると、指定口座に補助金が振り込まれます。

(2) 申請時の主な注意点

  • 申請期間と予算枠を厳守!: ほとんどの制度には申請期間と予算の上限があります。期間を過ぎたり、予算がなくなったりすると申請できません。
  • 書類の不備に注意!: 必要書類が一つでも欠けていたり、記入漏れがあったりすると、受付てもらえないか、審査に時間がかかります。
  • 施工業者の選定: 自治体の制度では、域内の業者に依頼することが条件になっている場合が多いです。また、補助金申請に慣れている業者を選ぶと手続きがスムーズです。
  • 工事内容の変更: 申請時と工事内容が変わる場合は、事前に変更手続きが必要な場合があります。
  • 他の補助金との併用: 国と自治体の制度など、併用できる場合とできない場合があります。事前に確認が必要です。
  • 最新情報を必ず確認: 制度の内容は頻繁に変わります。必ず申請する年度の最新情報を確認しましょう。

5. 補助金・助成金に関するQ&A

Q1: どんな工事でも補助金はもらえるの?
A1: いいえ、全ての外壁塗装工事が対象になるわけではありません。省エネ性能の向上、耐震性の強化、地域の景観への配慮など、各制度の目的に合致した工事内容であることが求められます。また、使用する塗料や工法が指定されることもあります。
Q2: 申請は難しい?自分でもできる?
A2: 書類作成など手間はかかりますが、ご自身で申請することも可能です。ただし、制度によっては複雑な場合もあるため、施工業者に相談したり、代行申請を依頼したりするのも一つの方法です。(代行手数料がかかる場合もあります)
Q3: 補助金はいつもらえるの?
A3: 一般的には、工事が完了し、実績報告と審査が終わった後に振り込まれます。工事代金は一旦全額支払う必要があるケースが多いので、資金計画にご注意ください。
Q4: 複数の補助金を同時に使えるの?
A4: 国の制度と自治体の制度を併用できる場合もありますが、同じ工事に対して複数の補助金を重複して受けることはできないのが一般的です。どの制度を優先するか、最も有利な組み合わせは何かをよく検討しましょう。
Q5: 見積もりを取る前に相談した方がいい?
A5: はい、早めに情報収集を始め、利用できそうな制度の目星をつけてから施工業者に見積もりを依頼するのがスムーズです。その際、「補助金を利用したい」と伝えれば、業者は対象となる工事内容や書類作成を考慮してくれます。

6. まとめ:賢く補助金・助成金を活用して、満足のいく外壁塗装を!

外壁塗装の補助金・助成金制度は、知っているのと知らないのとでは、費用負担に大きな差が出ることがあります。
成功のポイントは以下の3つです。
1. 早めの情報収集: お住まいの自治体の制度を中心に、利用できる可能性のあるものを幅広く調べましょう。
2. 計画的な準備: 申請期間や必要書類をしっかり確認し、余裕をもって準備を進めましょう。特に「工事着工前の申請」は鉄則です。
3. 信頼できる業者との連携: 補助金申請の実績が豊富な業者に相談し、アドバイスをもらいながら進めるのが安心です。
この記事が、あなたの外壁塗装における費用負担を少しでも軽減し、満足のいくリフォームを実現するための一助となれば幸いです。
「うちの場合はどんな補助金が使えるの?」「申請手続きを手伝ってほしい」など、ご不明な点やご相談がございましたら、どうぞお気軽に私たち外壁塗装リフォーム館までお問い合わせください。補助金活用のノウハウを持った専門スタッフが、親身になってサポートさせていただきます!


この記事を書いた専門家
塗田 匠(ぬりた たくみ)
外壁塗装リフォーム館 館長
一級塗装技能士、外壁診断士の資格を持つ、この道20年のベテラン。お客様の笑顔と、美しく生まれ変わったお住まいを見ることが何よりの喜び。趣味は週末のDIYと、愛犬との散歩。

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