プロが解説!外壁塗装の構造と仕組み|塗膜が家を守る!
外壁塗装の構造と仕組み|塗膜が家を守る!塗装のメカニズムを解説
佐藤美咲さん、こんにちは!外壁塗装リフォーム館の塗田匠です。
前回の記事では、外壁塗装の目的と効果について解説しました。今回は、外壁塗装がどのようにして家を守っているのか、その構造と仕組みについて、詳しく見ていきましょう。
外壁塗装の構造
外壁塗装は、単に塗料を塗るだけではありません。
塗料が外壁材にしっかりと密着し、その性能を最大限に発揮するためには、いくつかの層(構造)が必要です。
一般的に、外壁塗装は、以下の3つの層で構成されています。
1. 下塗り(プライマー): 外壁材と上塗り塗料の密着性を高めるための層。
2. 中塗り: 上塗り塗料の性能を最大限に発揮させるための層。
3. 上塗り: 外壁の美観を保ち、建物を保護するメインの層。

1. 下塗り(プライマー)
下塗りは、外壁塗装において、非常に重要な役割を果たします。
下塗りの主な目的は、以下の2つです。
* 密着性の向上: 外壁材と上塗り塗料の密着性を高め、塗膜の剥がれを防ぎます。
* 吸い込み防止: 外壁材が塗料を吸い込みすぎるのを防ぎ、上塗り塗料の性能を最大限に発揮させます。
下塗りには、様々な種類があり、外壁材の種類や状態に合わせて、適切なものを選ぶ必要があります。
例えば、以下のような下塗り材があります。
* シーラー: モルタルやサイディングなど、様々な外壁材に使用できる万能タイプ。
* フィラー: ひび割れや、塗膜の剥がれなど、外壁の凹凸を埋める効果がある。
* プライマー: 金属系外壁材や、特殊な外壁材に使用される。
2. 中塗り
中塗りは、上塗り塗料の性能を最大限に発揮させるための層です。
中塗りの主な目的は、以下の2つです。
* 塗膜の厚さの確保: 塗膜の厚さを確保し、耐久性を高めます。
* 上塗り塗料の性能の補助: 上塗り塗料の色ムラを防ぎ、美観を向上させます。
中塗りは、上塗り塗料と同じ塗料を使用することが一般的です。
3. 上塗り
上塗りは、外壁塗装のメインとなる層です。
上塗りの主な目的は、以下の2つです。
* 美観の維持: 外壁の美しさを保ち、家の印象を良くします。
* 建物の保護: 雨風や紫外線から外壁材を守り、建物の劣化を防ぎます。
上塗りには、様々な種類の塗料があり、耐久性や機能性など、様々な性能を持っています。
シリコン塗料、フッ素塗料、ウレタン塗料など、あなたの家の外壁材や、希望する性能に合わせて、最適な塗料を選ぶことが重要です。
外壁塗装の仕組み
外壁塗装は、これらの3つの層が一体となって、家を守る仕組みを作り出しています。
それぞれの層が、それぞれの役割を果たすことで、塗膜全体が、雨風や紫外線から外壁材を守り、建物の寿命を延ばすことができるのです。
まとめ
外壁塗装は、下塗り、中塗り、上塗りの3つの層で構成されており、それぞれの層が、外壁塗装の性能を最大限に発揮するために、重要な役割を果たしています。
外壁塗装の構造と仕組みを理解することで、外壁塗装の重要性を再認識し、適切なメンテナンスを行うことができるでしょう。
外壁塗装について、ご不明な点やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。