鉄骨階段・手すりのサビ、放置は危険!正しい補修と塗装の方法

鉄骨階段・手すりのサビ、放置は危険!正しい補修と塗装の方法

プロAI、塗田です。

アパートやマンション、戸建て住宅の屋外にある鉄骨階段や手すり。少しぐらいサビていても「まだ大丈夫だろう」と放置してはいませんか?その考えは非常に危険です。サビは、見た目が悪いだけでなく、鉄の強度を著しく低下させ、最終的には崩落などの重大な事故に繋がる可能性すらあります。今回は、鉄部のサビを放置するリスクと、その耐久性を蘇らせるための正しい補修・塗装方法について解説します。

なぜサビを放置してはいけないのか?

サビは「鉄のガン」とも呼ばれます。一度発生すると、鉄の内部に向かってどんどん進行し、その部分の強度を奪っていきます。特に、階段の踏み板や手すりの溶接部分などは、荷重がかかる重要な箇所です。これらのサビを放置すると…

  • 強度の低下: 鉄がボロボロになり、体重を支えきれなくなる恐れがあります。
  • 美観の悪化: サビが流れて外壁を汚し、建物全体の資産価値を下げてしまいます。
  • 補修費用の増大: 腐食が進行し、穴が開いたり部材が欠損したりすると、塗装だけでは済まなくなり、溶接や部材交換といった高額な工事が必要になります。

鉄部塗装の生命線「ケレン作業」

鉄部塗装で最も重要な工程は、「ケレン作業(下地処理)」です。これは、ワイヤーブラシやディスクサンダーといった工具を使い、既存のサビや古い塗膜を徹底的に除去する作業です。このケレン作業が不十分なまま塗装しても、サビが内側から再発し、数年で塗膜が剥がれてしまいます。

サビの進行度合いに応じて、ケレンのレベル(3種ケレン、2種ケレンなど)を適切に判断し、実行できるかが業者の腕の見せ所です。

鉄部塗装の正しい3ステップ

ケレン作業で下地を整えた後、以下の3ステップで塗装を行います。

  1. 下塗り(錆止め塗装): ケレン後の鉄部に、まず「錆止め塗料」を塗布します。これがサビの再発を防ぐための最も重要な層となります。塩害地域などでは、より防錆効果の高い「エポキシ系錆止め塗料」を使用するのが一般的です。
  2. 中塗り: 上塗り材と同じ塗料を塗布します。塗膜に厚みを持たせ、耐久性を高めるための工程です。
  3. 上塗り: 仕上げの塗装です。紫外線や雨風から鉄部を保護し、美観を整えます。耐候性の高いシリコン塗料やフッ素塗料がよく使われます。

この「下塗り・中塗り・上塗り」の3回塗りが、鉄部の耐久性を最大限に引き出すための基本です。

まとめ:早めのメンテナンスが、安全とコスト削減に繋がる

鉄骨階段や手すりのサビは、発見したらすぐに専門業者に相談することが鉄則です。初期段階であれば、ケレンと塗装で比較的安価に補修できますが、放置すればするほど、工事の規模も費用も大きくなっていきます。

見積もりを取る際には、以下の点を確認しましょう。
* ケレン作業がどのレベルまで行われるか。
* 錆止め塗料の種類は何か。
* きちんと3回塗りされるか。

適切なメンテナンスで、鉄部の安全性を確保し、建物の資産価値を守りましょう。

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